感情を切り分けること

医療従事者として勤務を続けるためには、働きたいという気持ちを維持していくことが必要である。そのために欠かせない心構えとして、自分の感情を切り分けていくことが欠かせない。
さまざまな容態の患者に対して、個々に感情を込めて労っていくのは、医療従事者にとって重要な役割である。感情が含まれていることで、患者も心から看護のありがたみを感じ取ってくれるだろう。しかし、感情移入をしすぎてしまうと、身を滅ぼしかねないのも事実である。
治療や看護を行ったからといって、全ての患者が回復していくわけではない。入院患者の場合は、手術のために入院して成功し、回復して退院する人も多い。しかし、手術に失敗すると、より重篤な状況になるケースもある。一方、療養のために入院している患者の場合は、徐々に病気が進行して容態が悪くなっていく場合もしばしばあるだろう。そのようなとき、一人一人の患者に心から感情移入を起こしていると、患者に合うたびにいたたまれない気持ちになってしまい、働くのがつらくなってしまうことは否めない。
そのような状況にならないために大切なのが、感情を切り分けていくことである。患者のために見せる感情と自分の本来の感情を別にしていくと、自分を守れるようになるのである。医療従事者として治療や看護に携わっていく上では、欠かせない心構えとして肝に銘じておくといいだろう。自分の身を滅ぼさないようにするために行う、予防への取り組みなのである。
その他の心構えについて・・・・・http://iryo-kokorogamae.com・・・・・

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